考えるのは自由。

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日々の生活で気になった事を雑食的に考えます。

機種変更をしたらXの記憶が蘇った

少し前にスマホの機種変更をしました。

3年ほど愛用していたiPhone 6Sとさよならし、iPhone XRを新たなパートナーに迎えることに。

その機種変更をしていた時に、ある事がキッカケで不意に過去の記憶が蘇りました。

そんな思い出話です。

 

キッカケは勘違い

事の発端は機種変更時の店員さんとの会話でした。

ぼくが新しく購入する機種をiPhone XRにしたいと伝えた時のことです。

 

店員「ご希望の機種は何ですか?」

ぼく「iPhoneエックスアールです」

店員「あ、iPhoneテンアールですね!」

 

てっきりiPhone XRの『XR』の部分は『エックスアール』と読むと思っていたのですが、本当は『テンアール』だったのです。

たしかにiPhone Xのことは『テン』と呼んでいたので、今考えるとその後継機を『テンアール』と呼ぶのも頷けます。

 

…と、ここまではどこにでもあるようなちょっと恥ずかしい勘違いです。

しかし、これがキッカケで過去の記憶が蘇ってしまいました。

 

KOF XIとの思い出

遡ること高校時代。

当時のぼくは格闘ゲームにハマっていて、学校帰りによくゲームセンターに通っていました。

その頃好きだったゲームのひとつにKOF(ザ・キング・オブ・ファイターズ)というゲームがあったのです。

 

KOFSNKという会社から発売されていた格闘ゲームで、1994年の発売開始から毎年新作が出ており、それぞれのタイトルには発売された年数が付いていました。(KOF'94、KOF'95みたいな感じです)

そんな毎年新作が出ていたKOFですが、KOF2003の発売を境にしばらく新作が出ませんでした。

 

今は廃刊になっていますが、当時はアーケードゲーム専門誌アルカディアという雑誌がありました。

アルカディアには最新ゲームのニュースや攻略情報、大会情報などが載っているのでゲームが大好きなぼくも愛読していました。

そんなある日、いつものようにアルカディアを読んでいるとそこにKOFの新作情報が載っているのを見つけたのです。

待ち望んだ新作のタイトルはKOF XI』

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画像出典:THE KING OF FIGHTERS XI - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ

 

前作まで付いていた年数が無くなって、何かカッコいい英語になっています。

当時ぼくの周りではアルカディアを読んでいる人がいなかったので、次の日にさっそく新作のタイトルを格ゲー仲間に発表しました。

 

「次のKOFの新作は、KOF XI(サイ)だって!」

 

しばらくして、ぼく達が通っているゲームセンターにも KOF XIがやってきました。

そして忘れもしない初プレイ時のこと、タイトルコールを聞いてぼくは驚愕しました。

 

ザ・キング・オブファイターズ イレブンッ!!

 

タイトルのXIは『サイ』ではなく『イレブン』だったのです。

(後でわかったのですが、これはシリーズ通算11作目という意味のXIでした。)

それを聞いた途端急に恥ずかしくなり、楽しみにしていたゲームにもまったく身が入りませんでした。

 

これがぼくと KOF XIとの苦い思い出です。

 

怪盗X

実はこのKOF XIの勘違いが起こったのには、犯人がいます。

その犯人は、週刊少年ジャンプで連載していた魔人探偵脳噛ネウロに登場する『怪盗X(サイ)』というキャラクターです。

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出典:https://www.amazon.co.jp/魔人探偵脳噛ネウロ-集英社文庫-コミック版-松井-優征/dp/4086194090

 

怪盗Xは、殺害した人をバラして箱に詰めて観察するという趣向がある人物で、作中では『XI』と表記されることもありました。

(怪盗Xというのは日本での略称で、未知を表す『X』と不可視(invisible)を表す『I』を合わせたXI(サイ)が正式名称だそうです)

この漫画を読んでいたぼくは『XI=サイ』と覚えてしまい、結果的にKOF XIの勘違いは起こってしまいました。

つまり勘違いの犯人は怪盗Xなのです!

怪盗Xは漫画の中だけでなく、現実世界のぼくにも被害を出したのです。

 

 

おわりに 

スマホの機種変更によって過去の恥ずかしい記憶が蘇りました。

『X』という文字とは何かと因縁があるようなので、この思い出を胸に刻み今後は騙されないように生きていこうと思います。

そして、改めて『魔人探偵脳噛ネウロ』を読み返して見ようと考えた今日この頃でした。